自社に気密測定士がいることのメリット

高気密高断熱住宅において、いい住宅会社を探す一つの基準が自社に気密測定士がいることです。
今回は自社で気密測定士を構えていることのメリットについて解説します。

目次

気密測定士とは?

気密測定士とは通称であり、一般財団法人住宅・建築SDGs推進センターが行う気密測定技能者養成講習を受講し登録した者を気密測定技能者といいます。
気密測定技能者は、住宅等の気密性能を測定する気密測定業務の専門家です。

気密測定士を自社で囲うことの意味

気密測定が必要な場合、社外の第三者機関に依頼することも可能です。
ですが、意識の高い高気密高断熱住宅の会社では、社内に気密測定士を構えていることがあります。

社内に気密測定士がいることのメリットとして、いつでも測定が可能になること。
外部委託すればその都度費用が発生しますが、社員が気密測定士であれば測定に対するフットワークが軽くなります。
気になる工事工程や、新しい工法を採用した時など、その都度気になるタイミングで気密を確認することができます。
こうすることで、完成時に目標とする気密が出ないという危険性を回避することができます。

また、気密測定器を使うと室内の空気を減圧することができます。
気密処理が弱い部分からは隙間風が入って来るので、手を当てたり線香などで煙を焚くと良くわかります。
発見した漏気箇所は、気密テープやコーキングでふさぐ。建築中であれば、こうやって気密性能を改善していくことができるのです。
これが、気密測定士と測定器を社内に構えることのメリットなのです。

気密測定技能者従事事業所から住宅会社を探す

気密測定技能者を取得すると登録が必要になります。
事業所においても登録・公開されています。

リンク:気密測定技能者従事事業所

ここに登録されている事業者であれば、高気密高断熱に対して一定の努力をしている会社と考えて間違いありません。
小さな地方の工務店であっても、気密測定の事業所として登録が確認できれば安心ですよね。
一度、お住まいの地域の事業所を検索してみてはいかがでしょうか?

まとめ

高気密高断熱住宅に対して意識の高い住宅会社であれば、社内に気密測定士がいる可能性が高いです。
自社で気密測定士を構えることで、気密測定のタイミングが自由になること。何回やっても費用を気にする必要が無い事。
それによって、気密性能の精度が大幅に向上することになります。

そういった意識の高い住宅会社を探す方法として、気密測定技能者従事事業所の一覧を見てみるのも一つの方法です。
建築予定の地域で思いがけず力を入れている住宅会社が見つかるかもしれませんよ。

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