【注意喚起】外壁塗装で補助金はほとんどデマ!

外壁の塗装(塗り替え)で補助金が出るという広告をSNS等でよく目にします。
あまりにも多いので私も調べてみましたが、ほとんどがデマ(嘘)であると考えて間違いありません。
中には詐欺まがいのこともあるようなので、注意喚起を含めて記事にします。

目次

外壁塗装で補助金が出るのはほんの一部

世田谷区や杉並区などの自治体では外壁塗装で補助金が出るようですが、日本全国ではごく一部に限られます。
外壁塗装で補助金が出るというのは事実ですが、対象になる人はほとんどいないと思って間違いありません。

資金の潤沢な自治体はほとんどありません。
補助金の原資は税金なので、地域にとって有益な事業であるはずです。
戸建て住宅に対する外壁塗装の補助金があったとしても、条件を設定して個人に還元する以上のメリットが必要となります。
そんなオイシイ話がゴロゴロ転がっているわけで無いので、冷静に考えてみましょう。

地方自治体ならなおさらだね

なぜ嘘の情報にひっかかるのか?

外壁塗装の補助金が、概ねデマであることはご理解いただけたかと思います。
では、なぜ引っかかってしまうのか?
実はこの情報が巧みなのが、自分の住んでいる市町村名が表示されることです。

ネット検索で『外壁塗装 補助金』と打ち込むと、このような検索結果が表示されます。
自分の住んでいる都道府県や市区町村が表示されているため、あたかも自分が対象になる補助金と思い込んでしまいます。

上に表示されている『スポンサー』というのは広告の事です。
これはネット検索時の位置情報を元に配信されているので、あなたの住んでいるエリアにドンピシャであたりまえなのです。

『外壁塗装 補助金』これに『住んでいる市町村名』を加えて検索すると、広告以外のサイトでもこのような結果が出ます。
これについては全国の市町村名を入れたWEBページを自動生成しておき、検索でヒットするようにしているだけです。
ITリテラシーの低い方であれば、そのまま信じてしまうかもしれません。

ちなみにSNSでは、利用者の趣味嗜好や年齢、居住地などの情報を集めて最適な広告を配信するようにできています。
あたかも自分にメリットのある情報のように見えるのは、なんら不思議な事ではないのです。

ネットの仕組みを利用した広告の手法なんだね

補助金を入口としたリフォーム業者の営業

なぜ、このような広告やWEBサイトが氾濫しているのか?
それは、リフォーム業者の営業手法だからです。

「補助金があるかもしれない」と思って問い合わせをしてもらうことが目的であり、補助金の有無にかかわらずリフォームを受注することをゴールとしています。

このような営業をするぐらいなので、中には詐欺まがいの業者も含まれている可能性は十分あります。
注意しましょう。

自己防衛のための確認手段

ただ、本当に補助金があるかもしれないと思ってしまうのが人間というもの。
そういう時は、必ず行政機関に確認をすることで自己防衛をしましょう。

本当に補助金があるのであれば、市役所の建設課などが把握をしています。
私も実際に問い合わせをしてみました。
「最近よく問い合わせが来ますが、そのような補助金はありません。」
と、回答をいただきました。

まとめ

外壁塗装の補助金は、ほとんどがデマ情報です。
気になる場合は市役所の建設課など行政機関に問い合わせをしてください。

一番ダメなのは悪徳業者に引っかかること。
家族や身近な人から外壁塗装の話を聞けば、ぜひ相談に乗ってあげてください。

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