高気密高断熱住宅の住まい方って、住んだことのある人じゃないとイメージしにくいかと思います。
特に春などの中間期は、エアコンをどのように使うのかも気になるでしょう。
今回は、私の家における4月の住まい方を紹介します。
4月の温度変化のグラフ
今回、サンプルとして用意したのは4月9日のデータです。
最高気温17℃で春らしい一日となりました。
まずはリビングから見ていきましょう。
基本的には25℃前後になるように調整しています。
快適と感じる温度は、皆さんそれぞれかとは思いますが。
リビングでは0歳児を寝かせているので、夜間や明け方は自動で暖房を入れるようにしています。
グラフの上下で0.5℃の温度差なので、この時期だと就寝時に2回程度の暖房が起動します。
それに対して昼前あたりからは、日射が入ってくる関係で室温が上がり気味です。
この日は12時ぐらいで一度冷房を入れて室温を下げています。
次に北側にある寝室のグラフを見てみましょう。
日中は人がいないこともありますし、8畳の仕切られた部屋なのでリビングとは違ったグラフになります。
寝室も就寝時は24℃で暖房ON、24.5℃でOFFの設定としています。
小さな部屋は気積が小さいので、リビングよりも温度変化が敏感。
就寝時で3回暖房を使用しています。
日中は人がいないのでほったらかしですが、それによって22.8℃まで下がります。
そこから2~3℃上げるのに2時間程度かかていますが、22:30ぐらいに就寝するまで入口は開けっぱなしです。
部屋の気積によってグラフの動きが異なる
先ほども少し書きましたが、部屋の気積によって温度変化が異なります。
リビングは20畳+廊下までつながっていますが、寝室は8畳とコンパクト。
エアコンの性能差もほとんどなく、リビングが8畳用で寝室が6畳用です。
気積が大きいリビングの方が暖めるのに時間がかかり、冷えるのにも時間がかかります。
寝室に置いても、就寝時に入口を閉めるまでは緩やかですが、閉めた後は動きが早いです。
室温が上昇する要因
この時期の温度上昇の要因は2つです。
1つは日射によるもの。
我が家の場合はリビングが南西の開口しか取れなかったので、昼前後から夕方まで日射が入ります。
春とは言え、そのままにしておくと25℃超えてくるので冷房が必要になります。
これに関してはGWあたりからグリーンカーテンを設置するので、夏の温度上昇はある程度抑えられるのですが。
春などの中間期は、少々がまんの時期です。
2つ目は生活による温度上昇。
実は子供がテレビを付けっぱなしにしているので、それが原因で室温が上がります。
冬場の無断房でも夕方以降で25℃以上になる場合もあるので、家電の発熱量もあなどれません。
まとめ
春などの中間期は窓から日射が入りやすく、それが原因で室温が上昇します。
日射以外にも家電などの生活熱でも上昇しますので、必要な時は冷房を使う必要があります。
それ以外にも温度が低下する時は、少しですが暖房を使うことで室温を調整します。
高気密高断熱住宅において春は冷房も暖房も使います。
少しの冷房と少しの暖房を使って上手に温度調整をしましょう。
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