いい工務店はどうやって探せばいいのでしょう?
ネットで『高気密高断熱+エリア』で検索すればヒットしますが、本当にいい工務店なのかはわかりません。
この記事では、業者マップを使った高気密高断熱住宅の工務店探しのヒントを紹介します。
工務店の探し方を知れるのはありがたい!
省エネ建築の団体は派閥のようなもの
高気密高断熱住宅や省エネ建築に関しては、様々な団体が創設されています。
有名なところではパッシブハウス・ジャパンなどでしょうか。
各団体ごとに加盟している工務店をリストで確認できるのですが、団体を横断しての検索や比較は難しいのが現状です。
省エネ建築の団体は、いわば派閥のようなもの。
それぞれに考え方があるので、換気方法ひとつとっても違いますし、使用する断熱材や工法も。
施主としては、この地域でお願いできる高気密高断熱住宅の工務店を比較したいわけで、どこの団体に所属しているかは重要ではなかったりします。
知りたいのは施工エリアと性能なんだよね
構造という切り口『業者マップ』
今回ご紹介するのは構造塾を運営しているM’s構造設計です。
高気密高断熱というキーワードで工務店を探していた方にとっては、「構造設計?」と疑問が出ますよね。
実は、高気密高断熱に取り組んでいる工務店は構造にも力を入れているケースが多いのです。
構造塾を運営する佐藤塾長は、木造住宅の構造に関しては第一線の人物です。
その考えを学ぼうと、意識の高い工務店が多く集まっているのです。
構造塾のHPでは『家づくり応援・業者マップ』というものが公開されています。
これは構造塾に参加する工務店が掲載されているのですが、面白いのが構造と一緒に省エネ性能でもラベリングされているのです。
高気密高断熱と構造は、ともに今の住宅にとって大事な事であり、関係性が無いようで密接につながっている要素です。
構造+省エネが同時にラベリングされることで、省エネ建築団体に関係なく性能の比較ができる画期的なデータベースが出来上がったのです。
業者マップの内容
業者マップは各都道府県ごとに掲載されています。
自分が建築する予定のエリアにある工務店がリストで確認できます。
リストには構造レベルはもちろん、断熱レベルの記載や会社情報までが一度に確認できますので、気になる会社があればHPへのリンクをクリックすることで詳細を確認できます。
★ ZEH基準
★★ HEAT20-G1グレード
★★★HEAT20-G2グレード以上
断熱レベルにおいては、このようにラベリングされています。
これによって、希望のエリアと断熱レベルから概ね工務店を絞り込むことができますね。
構造塾に参加し、省エネのラベリングも可能な工務店は、最新の技術に詳しい事の証でもあります。
このリストの中から工務店を探すことは、家づくりの失敗を大きく減らす可能性があるのです。
まとめ
工務店探しは難しいのですが、比較できるリストがあると助かります。
省エネ建築の団体ごとにはリストがありますが、団体を横断しての比較には手間と時間がかかります。
その点、構造塾の『業者マップ』を使えば構造という括りで省エネ建築団体に縛られずに比較ができます。
このリストに乗せている段階で、構造・省エネだけでなく意識の高い工務店であることは間違いありません。
工務店探しでお悩みの方は、一度利用してみてはいかがでしょうか?
コメント